これまでの配当金の実績【2009年-2023年4月】 : 10年後にFIREするオタク

◆高配当株投資について
自分は以前から株式投資を続けていますが、明確な投資方針として確立できたのは2015年くらいです。
それ以前は株主優待目当てやキャピタルゲイン目当ての比較的短期間に売買する投資方針でした。そのころは売買しても効率が良いとはとても言えない結果でした。
この辺りは以前にまとめた「売却した銘柄の損益はどのくらい？」を参照ください。

2015年頃からは、方針変更して高配当株を中心にバイ＆ホールド戦略で資産をひたすら積み上げていった結果、知らぬ間にFIREを目指せる位置にたどり着いていました。この結果には自分も驚いています。

最近は高配当株投資が比較的流行っていますが、以前は傍流扱いだったので、あまり長期運用実績などをまとめられている方は少ないと思います。
一般サラリーマンが気軽に高配当株投資を続けた結果、どのような状況となっているのかご報告したいと思います。

◆報告対象期間は2009年から2023年4月まで
株式投資を始めたのは2002年からですが、証券会社の取引履歴で配当金を追える最古の情報が2009年のため、報告期間は2009年から直近の2023年4月までの情報です。

◆報告対象は日本株と米国株
日本株は2002年から始めましたが、米国株は2019年後半から始めました。
このため2020年以降は米国株の配当金も得られるようになったので、日本株と米国株の配当金について報告いたします。

◆配当金額の推移
以下は2009年からの配当金額（税引き後）の推移の一覧表です。
これまでに受け取った配当金額合計金額は日本株で920万円以上、米国株は2,600ドル以上、1ドル＝130円で換算すると34万円以上となっています。
なお、2023年は1月から4月までとなります。

上記をグラフに表したものがこちらです。米国株の配当金は1ドル＝130円で換算しています。単位は（千円）となっています。

黄色い棒グラフが日本株の配当金額、赤い棒グラフが米国株の配当金額となります。
2009年から2015年は配当金の推移は微増もしくは微減でほとんど変化はありません。この期間は個別株より投資信託を積み立てていた時期です。
この頃買い続けていた投資信託はどちらかというと手数料の安いインデックス系ではなく、手数料の高い新興国などのアクティブ系投信を多く買っていました。しかし順調には資産が増やすことができていませんでした。
このため2016年以降は高配当株投資に切り替えた結果、１年間に受け取る配当金額が一気に増え始め、資産形成に良い結果を出すようになりました。

◆資産総額の推移
配当金額が資産形成に良い結果を示すことを表しているのが以下のグラフです。
こちらは資産総額の推移を示すグラフで、赤が日本株、黄色が投資信託、オレンジが米国株、紫は短期金融資産です。
2011年から2015年は資産は増えても微増状態でしたが、高配当株を積み上げ始めた2016年以降は順調に資産が増えております。

2012年頃までは個別株と投資信託は同じくらいの割合でしたが、効率の悪い投資信託などの整理を行った結果、2013年以降は投資信託の割合が減り、買付に回す短期金融資産が増えました。合わせて買付用の資金を随時投下し、高配当株を中心に個別銘柄を買い付けていったところ、資産が順調に増えていくようになりました。

◆高配当株投資は良い結果を生むのか？
個別銘柄を買い付けた時期などが大きく影響しますが、結果的には高配当株投資が自分の資産形成に大きな結果を残すこととなりました。ただし、資産総額については配当金だけではなく、保有株数の増加や保有株の評価益の増大なども大きく影響を与えていることは無視できません。
このため、高配当株投資を行えば必ず良い結果を示すとは言い切れませんが、自分にとって高配当株投資が資産形成に大きな転機となったことは確かです。

◆今後の方針について
現在受け取っている配当金額では、FIREするにはまだまだ心もとない金額のため、少なくとも年間400万円以上配当金をいただけるようになるまでは、高配当株投資は続けるつもりです。

◆最後に
始めたのが2015年頃と調査期間は10年を満たしませんが、実際に個人が高配当株投資を行うとどうするなるのか、具体的な金額を示すことができたと思います。
今回の報告が高配当株投資を目指す方の指針になれば幸いです。

◆おまけ
ちなみに、自分が保有している銘柄においては、株主優待で自社製品などを送っていただけるため、いただいた商品を中心にご紹介させていただきます。

1つ目はハウス　オブ　ローゼの「ミントリープクールシャンプー」です。
こちらは以前に優待でいただいたもの。これから暑くなる時期ですが、男性用と違って香りも良い感じですよ。