3年ぶりに富士山に登ってきましたので、色々とメモしておきたいことがあったので備忘録として残しておきたいと思います。
他の本格サイトには書かれていない個人的なポイントが参考になればと思います。

7月1日に山梨側の吉田口、7月10日の本日、静岡側の須走、御殿場、富士宮が山開きして、登山シーズンになりました。普段はこの時期は、梅雨が明けておらず、自分はこの時期に登ることはないのですが、今年は異常に梅雨明けが早かったので、1週間ほど前に急遽、登ることを決めました。その結果色々と気が付いた点があるので、下記にまとめます。
◆気が付いたポイント
・高速バスは普通に遅延する
バスタ新宿から吉田口へ高速バスを使いましたが、到着が40分くらい遅れました。
出発前に運転手さんから「渋滞で遅れる可能性がある」と事前に説明がありましたが、結構痛かったです。
結果的に、5合目での高所順応時間に余裕がなくなってしまいました。
当初は、13時過ぎに登り始めるつもりでいましたが、予定が押していたので、高地順応もほどほどに14時頃に登り始めましたが、山小屋に着くまで4時間かかり、予定よりも時間がかかりました。
・山小屋が快適になった
コロナ対策で利用者のスペースを確保するため、多くの山小屋が雑魚寝状態から個室化するようになりました。この結果、自分が泊まった白雲荘では、眠るスペースはカプセルホテルのような形となり、スペース自体も広がったようでした。
コロナ前は、本当に奴隷船のように利用者同士の身体がぶつかりながら眠る状態でしたので、とてもではないですが、熟睡できる環境ではありませんでした。このため経験者にとっては富士登山で一番嫌がるポイントだったと思います。それが、今回は個人スペースとして利用できるようになり、広さも二倍(?)の大きさになって、自由に寝返りが打てる、顔の横にドリンクや携帯を置くスペースがあるなど、確実に快適になりました。コロナが収まってもこの傾向のままにしていてほしいです。
・誰でも登れる山だけど、下準備は大事
自分はこれまでに2回富士山に登っています。このため、今回は甘く見ていました。異常に速い梅雨明けを知り、空いている時期に登ろうと、ほとんど準備をせずに、登ることを決めました。
自分は週1程度で6Km程度のランニングを35分程度でこなしていたので、体力にはそれなりに自信があったので問題ないだろうと思っていたのですが、結果的にはダメでした。8合目の山小屋に着くまで四苦八苦。何度も息切れを起こして、座り込んでしまいました。
走る筋肉と登る筋肉は別物ですね。コロナ禍の3年間登山らしきことをやっていなかったので、身体が付いていかなかったんだと思います。やはり何事も準備は大事。
ちなみに1回目と2回目は入念に登山練習をしていました。特に1回目は登山自体が未経験だったので、「高尾山のみ」「陣馬山から高尾山縦走」「塔ノ岳の大倉ルート」「谷川岳山頂登山コース」と下準備をじっくりとこなした結果、ガイド付きツアーを使ったこともあり、余裕で登頂できました。
2回目は、お金をあまり掛けたくなかったので、高尾山を2往復(5号路+6号路、1号路+2号路+4号路)のみで本番に臨み、雨天の登山でも問題なく登ることができました。
2回目が悪条件でも問題なかったので、自分の体力を過信したんでしょうね。コロナ禍の3年間は意外と体力削っていたようです。
ちなみに今回の登山中、明らかに小学生低学年と思われる子供たちが、すたすた7合目を登っていくのを見かけました。なんで登れるんだ・・・
・飲み物と行動食はそんなに持っていかなくてよい
今回、飲み物はヴァームスマートフィットウォーターx1、アミノバイタルGOLD 2000ドリンクx3、いろはす天然水x1の合計5本を持っていきました。山小屋で朝食用にもらったミネラルウォーターも含めると6本です。
今回は2日目が雨だったので、8合目から下山となり、登頂はしていませんが、6本目のミネラルウォーターが家に着くまでに半分残っていたので、自分にとっては持っていく量としてはこの程度がちょうどよい感じのようです。
また、1日目の昼食兼行動食として、アミノバイタル ゼリードリンク マルチエネルギーなど2種、魚肉ソーセージ、カントリーマアム、柿の種、フルーツグラノーラ、黒砂糖、ナッツ等々、少量多品種を結果的に大量に持っていくことになってました。しかし、登山中、食欲が全くわかず、口に運ぶことがほとんどなかったです。
なお、今回は体調が望ましくなかったのか、山小屋で出たカレーも口に入れるのがやっとでした。以前はもう少し食べたいなと思っていたので、軽食をたくさん持って行ったのですが、今回は下山後の5合目のバス待ちで少し消費した程度。
今回は山小屋でもらった朝食も全く手を付けなかったので、次回は山小屋の朝食は不要でもよいのかもしれないと思いました。

上は今回宿泊した白雲荘の夕食と朝食です。
カレーライスのソーセージとハンバーグは元気であればうれしいポイントですが、今回食べられず、残してしまいました。申し訳ない。
左上のビニル袋が朝食分で、パンとバランスパワー、魚肉ソーセージ、小さいチョコが入ってました。右上のお茶の陰には、水ようかん(まだ食べておらず詳細不明?)と小さいパウンドケーキが入ってました。
・カメラは持ってかなくてよい
自分は旅行で大量の写真を撮るので、これまでの登山でもコンパクトカメラを持っていきました。しかし、今回はスマホで写真は撮っても、コンパクトカメラで写真は撮りませんでした。コンパクトカメラには高倍率で写せる、スマホのようにバッテリーを気にしなくてよいなど良いポイントが色々あるのですが、登るのにやっとで、カメラを取り出して写真も撮れなかった。登山はできるだけ荷物を軽くするのが基本なので、少なくとも今後の富士登山ではコンパクトカメラは持っていかないと思います。
今回の富士登山では、必要と思い込んでいたものは、もう少し削っても良いのだと考えを改める機会になったと思います。特に飲み物と食事については、富士山は山小屋が異常に充実しているので、お金で解決するのが、体力のない人間の賢いやり方なのかもしれません。
あと、富士山は山頂にたどり着くのは意外と運が必要。登山シーズンは約2か月、その期間中、梅雨シーズンが被ることや台風が直撃するなど、天候に左右されることが多い一方、山小屋はすぐに予約がいっぱいになるなど、登りたくても登れない状況になりやすい。今回も登山ツアーできていた人々(恐らく初めての富士登山でしょう)が雨で泣く泣く下山していました。
自分も3回の富士登山中、1回だけ2日間晴天で、残り2回は2日目が雨となりました。もう少し登りやすい環境になるといいなぁ。
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7月1日に山梨側の吉田口、7月10日の本日、静岡側の須走、御殿場、富士宮が山開きして、登山シーズンになりました。普段はこの時期は、梅雨が明けておらず、自分はこの時期に登ることはないのですが、今年は異常に梅雨明けが早かったので、1週間ほど前に急遽、登ることを決めました。その結果色々と気が付いた点があるので、下記にまとめます。
◆気が付いたポイント
・高速バスは普通に遅延する
バスタ新宿から吉田口へ高速バスを使いましたが、到着が40分くらい遅れました。
出発前に運転手さんから「渋滞で遅れる可能性がある」と事前に説明がありましたが、結構痛かったです。
結果的に、5合目での高所順応時間に余裕がなくなってしまいました。
当初は、13時過ぎに登り始めるつもりでいましたが、予定が押していたので、高地順応もほどほどに14時頃に登り始めましたが、山小屋に着くまで4時間かかり、予定よりも時間がかかりました。
・山小屋が快適になった
コロナ対策で利用者のスペースを確保するため、多くの山小屋が雑魚寝状態から個室化するようになりました。この結果、自分が泊まった白雲荘では、眠るスペースはカプセルホテルのような形となり、スペース自体も広がったようでした。
コロナ前は、本当に奴隷船のように利用者同士の身体がぶつかりながら眠る状態でしたので、とてもではないですが、熟睡できる環境ではありませんでした。このため経験者にとっては富士登山で一番嫌がるポイントだったと思います。それが、今回は個人スペースとして利用できるようになり、広さも二倍(?)の大きさになって、自由に寝返りが打てる、顔の横にドリンクや携帯を置くスペースがあるなど、確実に快適になりました。コロナが収まってもこの傾向のままにしていてほしいです。
・誰でも登れる山だけど、下準備は大事
自分はこれまでに2回富士山に登っています。このため、今回は甘く見ていました。異常に速い梅雨明けを知り、空いている時期に登ろうと、ほとんど準備をせずに、登ることを決めました。
自分は週1程度で6Km程度のランニングを35分程度でこなしていたので、体力にはそれなりに自信があったので問題ないだろうと思っていたのですが、結果的にはダメでした。8合目の山小屋に着くまで四苦八苦。何度も息切れを起こして、座り込んでしまいました。
走る筋肉と登る筋肉は別物ですね。コロナ禍の3年間登山らしきことをやっていなかったので、身体が付いていかなかったんだと思います。やはり何事も準備は大事。
ちなみに1回目と2回目は入念に登山練習をしていました。特に1回目は登山自体が未経験だったので、「高尾山のみ」「陣馬山から高尾山縦走」「塔ノ岳の大倉ルート」「谷川岳山頂登山コース」と下準備をじっくりとこなした結果、ガイド付きツアーを使ったこともあり、余裕で登頂できました。
2回目は、お金をあまり掛けたくなかったので、高尾山を2往復(5号路+6号路、1号路+2号路+4号路)のみで本番に臨み、雨天の登山でも問題なく登ることができました。
2回目が悪条件でも問題なかったので、自分の体力を過信したんでしょうね。コロナ禍の3年間は意外と体力削っていたようです。
ちなみに今回の登山中、明らかに小学生低学年と思われる子供たちが、すたすた7合目を登っていくのを見かけました。なんで登れるんだ・・・
・飲み物と行動食はそんなに持っていかなくてよい
今回、飲み物はヴァームスマートフィットウォーターx1、アミノバイタルGOLD 2000ドリンクx3、いろはす天然水x1の合計5本を持っていきました。山小屋で朝食用にもらったミネラルウォーターも含めると6本です。
今回は2日目が雨だったので、8合目から下山となり、登頂はしていませんが、6本目のミネラルウォーターが家に着くまでに半分残っていたので、自分にとっては持っていく量としてはこの程度がちょうどよい感じのようです。
また、1日目の昼食兼行動食として、アミノバイタル ゼリードリンク マルチエネルギーなど2種、魚肉ソーセージ、カントリーマアム、柿の種、フルーツグラノーラ、黒砂糖、ナッツ等々、少量多品種を結果的に大量に持っていくことになってました。しかし、登山中、食欲が全くわかず、口に運ぶことがほとんどなかったです。
なお、今回は体調が望ましくなかったのか、山小屋で出たカレーも口に入れるのがやっとでした。以前はもう少し食べたいなと思っていたので、軽食をたくさん持って行ったのですが、今回は下山後の5合目のバス待ちで少し消費した程度。
今回は山小屋でもらった朝食も全く手を付けなかったので、次回は山小屋の朝食は不要でもよいのかもしれないと思いました。

上は今回宿泊した白雲荘の夕食と朝食です。
カレーライスのソーセージとハンバーグは元気であればうれしいポイントですが、今回食べられず、残してしまいました。申し訳ない。
左上のビニル袋が朝食分で、パンとバランスパワー、魚肉ソーセージ、小さいチョコが入ってました。右上のお茶の陰には、水ようかん(まだ食べておらず詳細不明?)と小さいパウンドケーキが入ってました。
・カメラは持ってかなくてよい
自分は旅行で大量の写真を撮るので、これまでの登山でもコンパクトカメラを持っていきました。しかし、今回はスマホで写真は撮っても、コンパクトカメラで写真は撮りませんでした。コンパクトカメラには高倍率で写せる、スマホのようにバッテリーを気にしなくてよいなど良いポイントが色々あるのですが、登るのにやっとで、カメラを取り出して写真も撮れなかった。登山はできるだけ荷物を軽くするのが基本なので、少なくとも今後の富士登山ではコンパクトカメラは持っていかないと思います。
今回の富士登山では、必要と思い込んでいたものは、もう少し削っても良いのだと考えを改める機会になったと思います。特に飲み物と食事については、富士山は山小屋が異常に充実しているので、お金で解決するのが、体力のない人間の賢いやり方なのかもしれません。
あと、富士山は山頂にたどり着くのは意外と運が必要。登山シーズンは約2か月、その期間中、梅雨シーズンが被ることや台風が直撃するなど、天候に左右されることが多い一方、山小屋はすぐに予約がいっぱいになるなど、登りたくても登れない状況になりやすい。今回も登山ツアーできていた人々(恐らく初めての富士登山でしょう)が雨で泣く泣く下山していました。
自分も3回の富士登山中、1回だけ2日間晴天で、残り2回は2日目が雨となりました。もう少し登りやすい環境になるといいなぁ。
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