過去に購入した銘柄についてのご報告。
オリエンタルランドに続いて購入したのは…
◆対象銘柄
今回のテーマは「東京電力」です。
購入履歴はこちら。
1回目の取引は2004年3月3日に買って、3月25日に売却してます。
2回目の取引は2008年1月と2009年8月に購入して、2012年4月に売却しています。
◆購入理由など
自分は高配当銘柄を購入して、ずっと持ち続ける戦略をとることが多いのですが、電力株は注力して購入する対象とはしていませんでした。
理由としては、やはり原子力発電に関連する様々な懸念があったことです。
1990年代だけでも、「もんじゅナトリウム漏洩火災事故」や「東海村JCO臨界事故」などが発生しており、テレビ番組の報道特集やニュースステーション、NHKスペシャル等の報道で、原子力発電における問題点(使用済み核燃料の廃棄場所がまだ決まっていないなど)不誠実さ、不信感を感じざるを得ませんでした。
このため、購入する場合でも、あくまでも主力銘柄としては投資しておりませんでした。
1回目は、恐らく配当取りの株価高騰を見計らって、少し前に購入し、権利日直前に利益を得ようとしたのだと思いますが、正直言ってうまく利益出ていないですね。せめてあと30円くらい上がれば、リスクに見合った取引になったと思いますが、売買手数料を考えると、トントンの結果ですね。
2回目は、高配当株で手ごろで安牌な銘柄が多分思いつかなかったんだと思います。
2000年初めをピークにITバブル崩壊、米国同時多発テロ事件を経て、2003年4月ごろまで、ひたすら右肩下がり。2003年4月にバブル崩壊後の最安値7,607円を記録していましたが、そこから急激に株価が復調し、2004年には日経平均が10,000円を超えるようになり、2007年には日経平均が18,000円になりました。
このため、全般的に株価が値上がりした結果、相対的に配当利回りが低下しており、うま味のある銘柄があまり見当たらない状況でした。そこで、あまり日経平均と連動しないディフェンシブ銘柄の筆頭であった東京電力を少額買ったと思われます。
その後、2009年1月ごろ3070円をピークに右肩下がりになります。2008年の購入金額よりも大幅に値下がり(約15%ダウン)したため、2009年8月にナンピン買いを実行。それからしばらくは様子見していました。
そして、2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
地震発生当初は、電力の供給問題はあっても、原発が爆発するようなことはさすがにないだろうと思い込んでました。
だって、あれだけ「原発は安全です!」って電力会社が宣伝してましたからね。行うべき安全管理のための投資を渋って、あんな馬鹿なことになるとは思いませんよ。
それからは、自分も東京電力の株主として責任を感じていたので、震災から1年経つまで株を持ち続け、これから東電はどうなるのか見続けていました。
2012年4月株価は10分の1以下になり、売却した結果48万円ほどの損失を被ることになりました。
◆現在の東京電力について
現在の東京電力の株価は500円前後で、配当利回りは約0%です。
コメント